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讃岐の四方蓋作り民家を現地再生

所在地:香川県高松市
施 工:SHP設計
竣工年:2003年
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建て主のご実家である明治3年に建てられた民家。茅葺屋根の四周に瓦屋根が回るので“四方蓋”形式と言われる讃岐独特の民家である。この形を出来るだけ残しながら定年後のご両親との同居住宅として再生した。元の広い土間を台所と居間に、南側の座敷は寝室に、北側は水周りに変えている。もちろん床の段差を無くしたバリアフリー型住宅である。また使われていなかった小屋裏空間を快適なゲストルームとして活用している。 現地再生ながら部材が傷んでいたので一旦解体してまた組み直すという手間をかけている。外部の柱はほとんど新材とせざるを得なかったが立派な梁組みは残すことができた。居間の上部には元土間の梁組みが再現されてこの素晴らしい民家の歴史が復元できた。