山形県鶴岡市の蔵を鎌倉市に移築するプロジェクトがスタートします。
今回建主の協力を得て蔵作りの伝統工法を体験する連続ワークショップを開催する運びとなりました。「土作り」から始めて「小舞竹の伐採」「部材搬入」「部材組み立て」「竹小舞掻き」「泥団子付け」などを予定しています。
この蔵は以下のように構造、仕上げ共に大変魅力的な建物です。又と無い機会ですので多くの方に参加を呼びかけます。登録した方へ実施日程をお送りします。スタートは2009年11月末、完成は来年5月を予定しています。
蔵の規模と特徴
- 桁行き28尺(8.4m)梁間18尺(5.4m)14坪二階建ての元文庫蔵
- 1階の柱は1尺(30cm)ピッチで立つ特異な構造。
- 長さ28尺の棟木を含めて梁材は全て欅材で漆塗り。柱は栗材拭き漆塗り。
- 大戸はケヤキ材総漆塗り、内側に繊細なささら戸が付く
- 構造材の継ぎ手は複雑で精緻。特に2階床を受ける胴差は長さ2尺の部
- 計46個をシャチ栓でつなげて一体化するという驚きの木工技術。
登録方法
申し込み用紙を0467-61-3053までFAXいただくか、
メールにて
- 氏名
- 所属 □JMRA □その他
- 住所
- 電話番号
をmail@o-sekkei.com(大沢あて)までお送りください。